カルナバイオサイエンスは27日朝、同社が開発した医薬品候補の化合物のライセンスについてカナダのプロナイ・セラピューティクス(ブリティッシュコロンビア州)とライセンス契約を結んだと発表した。プロナイ社は契約一時金として90万ドル(約1億円)を同社に支払うほか、開発状況や医薬品の発売に向けた進捗に応じて最大270万ドル(約300億円)の報奨金(マイルストーン)を支払う。

  ライセンスの対象とした医薬品候補は、化合物番号で「AS-141」と呼ばれる。がん細胞の増殖に重要な役割をはたす物質「CDC7」の活動を抑える。さまざまな動物実験などで効果が確認されたCDC7阻害剤の1つという。医薬品としての発売後、カルナバイオは売上高に応じたライセンス料をプロナイ社から受け取ることも、契約に盛り込んだという。

 カルナバイオは26日に開いた取締役会で契約締結を決議し、同日中に契約を調印したという。27日の東京株式市場でカルナバイオ株は取引時間中に売買が成立せず、大引けでストップ高の3370円(前日比504円高)を付けた。